東京に帰っても頭は釣りのことばかりで落ち着かない。糸井重里が推薦していた本(サワムラ式バス釣り大全)を買った。決め撃ち式で書かれた指導書で、これはよさそう。
著者の沢村幸弘氏は、バス釣りのプロで、何度も「アングラー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた人。沢村氏は、何年やってもバスは釣れないという話を聞くがそれは「間違った方法で釣ろうとしているからであり、バスは初めての人でも釣り方さえ知っていればいとも簡単に釣れる魚である」と断言。初心者から中級者へと段階ごとに分けて釣り方の指導を具体的にされる。これは公文式みたいだ。この方法で練習しよう!
最初は初心者に対するアドバイス。とても参考になりました。第一章の要旨をメモ:
普通の参考書は、あまりにも盛りだくさんで多くのことを両論併記で解説していて、読者はどうしたらいいのかわからなくなってしまうのが多いが、この本にはそういう「迷い」はない。こういう本が好きだな。釣りの参考書ばかりじゃないよ。
最初は初心者に対するアドバイス。とても参考になりました。第一章の要旨をメモ:
- 道具はスピニング・リール。ロッドと合わせて3万円ぐらいのものを買うこと。
- ラインはフロロカーボンライン。3ポンドのもの。
- ルアーは4インチのグラブ。フックサイズは1番。セットはあくまでも正確に。
- フックから20センチのところにスプリットショットを付ける。重さは数種類用意し、どれにするかは自分でボトムを引きずって判断する。
- キャスティングはオーバーヘッド。ルアーがライナーで飛んでゆくようになるまで練習すること。
- 着水後必ずボトムまでルアーを沈める。ルアーが着底したら、横向きにロッドを引く。蟻の這う如くゆっくりルアーを引き寄せる。リールで巻き取って、またロッドで横に引く。ボトムをロッドでずるずる引く感じがつかめるまで練習を繰り返す。
- アタリかなと思ったらロッドを止める。岩や石だったらそれ以上動かないが、魚であれば反応がある。その場合、最初のストロークの位置までラインを張らずゆるめず巻いて、そこからストロークの大きなアワセをする。
- ルアーが着水してからボトムまで落ちる前に食いつくバスもいるので、キャストしたあとのラインの動きは常に見ておくこと。これは次の段階の技術につながる。
- 釣れないときは場所を移動する。
- 釣りに出かけたら絶対にノーフィッシュ(ボウズ)することはないという自信がつくまではこの方法で釣ること。釣らないと永遠に始まらない。必ず釣れると自信がついたら次のステップに進む。
普通の参考書は、あまりにも盛りだくさんで多くのことを両論併記で解説していて、読者はどうしたらいいのかわからなくなってしまうのが多いが、この本にはそういう「迷い」はない。こういう本が好きだな。釣りの参考書ばかりじゃないよ。
Posted: Fri - July 28, 2006 at 10:18 AM Letter from Yochomachi 山中湖 Previous Next Comments (1)
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